忙しさ
家電製品の普及・道路交通網の整備・職住接近による便利なマンションの増加など、生活における利便性によって生み出された時間的余裕は、多くの働く女性の負担軽減に寄与している筈と思えるのだが、現実には女性の「忙しさ」からの解放は程遠いようである。
極論であるが「忙しさ」を考えたとき、元気に忙しく立ち働けているからこその言葉と言えそうだが、現実はそんなに単純ではないようだ。
就業していない女性も、PTAの会合・育児・子供の保育園や塾の送り迎え、・学路の見守り当番・自治会やマンション組合の集会・過重な家事・などなどと挙げればきりがないが、これらに毎日忙殺されることも多い。時には、夫が残業続きや長時間労働のため、夫に対して家事の分担を期待することもままならず、自分の自由な時間がなかなか取れない。これが、就業している女性の場合には、その忙しさは心的・肉体的疲労の主役になってより一層悩ませることになる。
しかし、忙しい中で達成したときの充実感には格別な喜びもある。今は、自分のスキルアップのために各種のスクールに通ったり、以前にはあまり省みられなかった健康志向の考えが人々の間に浸透している。そのため、働きながらの忙しさの中で健康維持のためのジョギングやスポーツ、近年再び盛んになってきたボウリング場に行ったりと、楽しみながら体力増強に精を出す女性が増えてきている。単に忙しさに振り回されるのではなく、忙しさを逆手にとって充実した生活を送る女性も徐々に増えてきている。
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